月刊少年チャンピオン6月号から原作:土塚理弘、作画:みなもと悠「ハルポリッシュ」連載開始!



ソースはみなもと悠先生のブログと今月号の月刊チャンピオンより。
http://blog.livedoor.jp/mina_moto/archives/52171189.html
ブログのキャッシュには両作者のコメントがあります(おそらく後日正式に発表されると思われる)。

この場を借りてご挨拶させて頂きます。
土塚理弘と申します。よろしくお願いいたします。
この度みなもと悠先生とコンビで「ハルポリッシュ」という作品を立ち上げる事となりました。
経緯を説明しますと、みなもとさんにはぼくの作品を手伝ってもらった事もあり元々お知り合いでもありました。
更に数年前それぞれの作品「明日のよいち!」と「BAMBOO BLADE」が同じ制作会社でアニメ化されるという縁もありました。
そのときに、せっかくの縁なのでこのふたりで何か作品をやりたいねと合作の計画をしていたのです。
しかしお互い抱えている仕事が忙しかったり長引いたりでなかなか手が空かない状態が続き、ようやく形にできたのは何年も経ってでした。
でもそこから企画は一気に進み、すぐに連載の運びとなりました。
掲載誌はいくつか候補があったのですが、ふたりで考えて月刊少年チャンピオンさんに載せて頂くことになりました。
6月号からの掲載予定です。
「ハルポリッシュ」は居合漫画です。
なぜこのジャンルかと言いますと、みなもとさん自身が居合の有段者であることがやはり大きいです。
美少女居合漫画を描くのにこの方以上の適任者はいないでしょう。
後、ぼくの別作品「BAMBOO BLADE B」のメイン作画をやっている亜積沙紀さんも剣道だけでなく居合の経験者でもあります。
「ハルポリッシュ」以外にもいくつかの作品を作ってはみましたが、せっかくこのコンビでやるだならまずはこれで行こうという事に相成りました。
このときの別作品もまたこのコンビで発表できたらと思います。お楽しみに。
それではふたりで頑張っていい作品にしますので是非読んで下さい。
最後に
謹んで被災された皆様にお見舞い申し上げます。
そして亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
                                     土塚理弘

みなもと悠です!
土塚先生からコメントをいただきました。お忙しいところありがとうございます!
というわけで、「ハルポリッシュ」は居合の漫画です。
私が通っていた高校は、男子は剣道・女子は居合が必修科目に入っている(さらに女子は興味があれば土曜日に道場に通って、より深く居合を学べる)という不思議な学校で、
私も学校だけでは飽き足らず道場に通い、気がつけば有段者だったのですが、
まさか居合の漫画を描けるなんて…!とびっくりしています。
「居合」という言葉自体はゲームや漫画、時代劇などの影響で広く知れ渡っているのですが、
じゃあ実際どんなモンなの?ときかれるとモヤっとしているのではと思います。
いろんな漫画やゲームに登場する、居合斬を特技とするキャラクターはあんなにも強くてかっこいいのに、
居合道自体を題材にした漫画って何故少ないのでしょうか?
その答えは多分、居合経験者の自分を含め、多くの人が「面白く魅せることに挫折している」んだと思います。
現代武道としての居合道は、他の人と斬りあったり、ましてや叩き合ったり組み合ったりするわけでもなく、
見えないけれどそこにいると仮定した敵・「仮想敵」と戦うという
(つまり一人でやる)、
おおよその人が「居合」という言葉からイメージするであろうものとは違う静かな武道で、
知識の無い人には勝敗どころか何をしているのかすらも分かりづらいという、漫画にするにはハードルが高い題材なのです。
ところが土塚先生はそのハードルを、いとも簡単に飛び越えてしまいました。
土塚先生はやっぱりすごい先生です。
後は私が、この面白さをしっかりと伝えられるかどうかにかかっていると思いますので、
キャラクターははかわいく、かっこよく、
居合に関しては漫画としての誇張、経験者としてのリアルのバランスをうまくとりながら、
きちんと伝えられればと思っています。
土塚先生もおっしゃっていますが、ハルポリッシュのほかにも二人でいろいろと挑んでいければと思っております。
それじゃあ私個人での完全オリジナルはもうやらないのかと思いきや、それもやります。たぶん。
まだ少し時間がかかりそうですが…
長くなってしまいましたが、来月からの新連載、
楽しんでいただけるよう精一杯頑張ります!