雑誌「剣道日本」でバンブーの特集が掲載される

というわけで買いました。以下、記事と斉藤久監督のインタビューを引用。

記事

草木も眠る丑三つ時。なにげなくつけたテレビの映像に目を見張る。オープニングに現われた5人の美少女に・・・・・というわけではない。その直後に飛び出してきた「バンブーブレード」というタイトルの下には竹刀の絵が。そして続く映像は躍動感ある、見慣れた剣道の試合に変わる。
「しまった!」
完全なるリサーチ不足。剣道アニメと言えば不朽の名作「六三四の剣」以来、数十年に渡ってとんとご無沙汰の剣道界。こんな時間に剣道アニメが放映されているなんて。番組はままたく間に30分の放映を終了した。これはぜひとも編集部に報告しなくては! と翌日編集部に行くと一本の電話が。
「私、アニメ『バンブーブレード』を製作している会社のものですが、このたび剣道をテーマにした作品の放映が始まりまして・・・・・・」
渡りに船とはまさにこのこと! あの「六三四の剣」が剣道ブームの火付け役になったことを思えば、このアニメの動向は非常に気になるところ。というわけで、編集部は「バンブーブレード」を制作しているAIC ASTAさんにおじゃますることに。監督である斉藤久さんにお話をうかがうことができました。
(中略)
舞台は室江高校剣道部。主人公である川添珠姫は道場の一人娘で凄腕の剣士。高校剣道部の仲間には千葉、桑原、宮崎、東・・・など小誌読者であればもちろん知っているような名前がチラホラ。
(中略)
アニメ制作の話が持ち上がったのは昨年の冬。AICが監督を斉藤さんにお願いすると、斉藤さんはなんと剣道経験者。適役を得て、そこから約1年の歳月をかけ、今年の10月1日よりテレビ放映がはじまった。
取材日は11月初旬。放送は第6回まで終わり、深夜放送としては視聴率も「かなり良い感じです」とのこと。
(後略)

インタビュー

−剣道アニメを製作するにあたって、難しかったところを教えてください。
「アニメという色々な制約がある中で、どう剣道らしさを出すか、ですね。たとえば剣道は傍目には止まっているように見えていても厳密にはそうでなくて、間合の探り合いなどがあったりします。そして動いた瞬間にはもう決まっている。そこの『静』と『動』をどうやって見せていくかですね」
−剣道は面をかぶるので表情がわからず、感情が表現しづらくありませんか?
「そこはアニメとしてうまく面を透かしたり、キャラクターの後ろにイメージの顔を置いたりとかして感情がわかるようにしています」
−リアルな表現が随所に見られますが、そこは監督ご自身の経験が役立っているのでしょうか?
「実はこの作品に携わるにあたって、とある高校に取材させていただいたんです。そこでは、例えばニオイの話とか、高校生ならではのリアリティある話が聞けました。稽古も見させていただいて、作り始める前までは自分も中学で剣道をやっていたからだいたい分かる、と思っていたんですけど、そうではなかったです。その時見た高校生たちの一挙手一投足が、今すごく参考になっています」
−最後にアニメ「バンブーブレード」の1番のウリをお願いします。
「基本はマンガ通りです。そしてマンガ自体もマニアにむけた作品ではありません。たとえば主人公の珠姫はすごく剣道が強いですが、まわりは普通の人たちばかりなんです。足にマメができたとか、先生が厳しいから部活を辞めようかな、とか。話が進んでいくにつれていろんなタイプのキャラクターが出てきて、そのなかには剣道をされている視聴者の方にも、実感できるところが一つや二つ絶対にあるんじゃないかなと思っています。そこを感じていただければ嬉しいですね」

書き起こしての感想

一部省略しましたので、全文を確認したい方は是非「剣道日本」を購入してください(笑)。
で、いくつかツッコミたいところがありますがそこはグッと堪えました。
インタビューや記事の中でいくつか重要な部分がありましたね。
・アニメ化の話は昨年の冬から動いていた
・視聴率はかなり良い感じ
・原作は竹内俊一氏曰く「超絶大人気」(記事の省略した分に載っていた情報)
・基本はマンガ通りに。
こんなところでしょうか。ちなみにバンブー読んでるからなのか、他の剣道記事も結構面白いですよ。確かに若い人には少し堅いかもしれませんが、内容自体は意外とわかりやすい。
それと、読んでて初めて知ったんですけど「栄光武道具」っていう防具メーカーあったんですね。