アニメージュ4月号の土塚理弘先生インタビュー

主な発言のみ引用。ネームやコマ割云々の発言などはあえてカット。全文はアニメージュで確認してください。誤字脱字あったらすいません。

実際にアニメを観た感想は?
土塚 なんかこのアニメ面白いなあって(笑)。
動きはどうですか?
土塚 僕はマンガを描いてるときも、動きや時間の流れを表現するよう、心がけています。マンガというのは止め絵ですが、読者にこういう動作、動きとして読ませたい、セリフの流れもここらへんで区切って読んで欲しいというのを、吹き出しの区切りや、コマ割で調整してるんです。でもそれはあくまでもマンガという表現での時間の流れなんですよ。アニメにはマンガとは異なる時間の流れがあって、その違いが面白いですね。勉強になります。
アニメから逆に原作が影響を受けたりしないですか?
土塚 それもあまりないです。あっ、ひとつだけ。栄花くんの石田彰さんの声と口調だけはインパクトがあって、ひっぱられそうになるときがあります。
アニメはお好きですか?
土塚 あんまり観ないんです。
じゃあアニメのスタッフや声優の名前を聞いても。
土塚 申し訳ないくらいなんにもわからないです。でも小学校の頃に観たんですが、「天空の城ラピュタ」は好きでした。楽しげな冒険もので、話もいいしデザインもかっこいい。
最近のものでは?
土塚 『ガン×ソード』かな。あれには触発されて、ロボットものをやりたいと思いました。
バンブーブレード』はご自身のマンガと方向性が違うようにみえますが。
土塚 自分で描いてる作品でも『マテリアル・パズル』『清村くんと杉小路くんと』はまったく違うタイプだし、これだけが特に違うというわけではないんです。構想はいっぱいあるので、なるべく違うジャンルの作品を出していこうと思っています。今度はホームコメディをやりたいと思っているんですけど、それは30歳すぎてからかな。
アニメはそろそろ最終回ですが?
土塚 アニメはアニメオリジナルのライバルが登場し、マンガとは別の結末になります。
マンガの方は?
土塚 今ネームを描いているのは、石橋先輩のもうひとつの学校、ちょっと荒れていて不良っぽい学校との対戦です。その後は榊心と、さらに新キャラとしてもう一人ライバルが登場する予定です。
まだまだ物語はつづく?
土塚 次の大きい話が片付けばいつ終わらせてもいいんですが、まだ1年の夏休みにもなっていないので。
裸足の足が冷たくて、しもやけになっちゃう話もまだだし。
土塚 僕の中では折り返しは過ぎたという印象なんですけどね。
最後にアニメと原作、それぞれの見所をお願いします
土塚 アニメは色がついてます、動きます、声がします。これは凄いですよ。マンガの方は、マンガにしかない部分、こんなんアニメではできないよっていうような、アニメには採用されなかったボツネタもあるので(笑)、ぜひご購読ください。

土塚先生は1999年時点で19歳だったから1979年か1980年生まれくらい?