マテリアル・パズル ゼロクロイツのオンライン移籍について本気出して考えてみた



タイトルは元々「土塚ロリコン説について本気出してみて考えた」という記事で使う予定でしたが、こっちが煮詰まってお蔵入り化しちゃってるので*1代わりに使ってみた。
さて、既報通りゼロクロイツガンガンONLINE(以下ガンガンオンライン)のHP上で連載される事になりました。
従来の考え方で言えば、左遷という事になるのでしょうか。
左遷は辛いです。事実、左遷されてる私*2が言うのだから間違いないです。
左遷、というのは「官職をそれまでよりも低い位置に下げられること、転じて一般に、高い地位から低い地位に落とされることをいう。」という意味だそうです(ヤフー百科事典より)。
確かに紙媒体である程度売れていて知名度もあるガンガンから、未だに浸透しきれていないネット媒体で知名度もガンガンに比べ遥かに落ちるガンガンオンラインへの移籍ですから左遷という意味では合っていると思います。
ただ、一般企業において、伸び悩んでいる人には「配置転換」も行われます。プロ野球ならトレード、サッカーならレンタル移籍でしょうか。
私自身、オンラインへの移籍には左遷というイメージが拭え切れませんが、今回の移籍は同時に「配置転換」も兼ねている、という風にも考えてます。
10日に紹介した記事のように、ガンガンは今オンライン事業にも力を入れているようです。
ガンガンに限らず、今は他の出版社でもオンライン事業に力を入れてますし、作家自身が力を入れてる場合もあります。
「ブラックジャック」佐藤秀峰さん 自身のサイトで漫画有料配信 : J-CASTニュース

佐藤さんが有料配信を始めた理由は2つある。一つは「紙の漫画はもうダメになりかかっている」ということ。出版不況は漫画にも影響していて単行本が売れなくなっている。仮に出版社が無くなってしまった場合、漫画家はどこに発表すればいいのか。その現実性をネットに探るという実験だ。もう一つはビジネス。漫画家の収入が低すぎるとかねてから佐藤さんは主張していた。

例えば、小学館クラブサンデーというサイトで何作品も読めるようになってますし、講談社MiChao!というサイトを運営してます。集英社ジャンプスクエア公式サイトでwebオリジナル連載(元々は月刊ジャンプジャンプスクエア初期に連載していたものが多い)の漫画が読めたりします。
なので、意外とネット連載というのは言われるほど窓際ポジションではないのかもしれません。
オンライン連載の利点としては
・(ほとんど)無料で読める
・邪魔にならない
・劣化しない
・ネットさえ繋がっていればどこでも見れる
・雑誌の発売のタイムラグに影響されない(ネタバレがなくなる)
・評価がダイレクトに伝わる
こんなところでしょうか。もちろん弊害もありますが、今回は省きます。
うまく考えれば、これは逆にチャンスかもしれません。現実はそれほど甘くはないと思いますが、移籍告知ページを見ても「目玉」と書いてもらえているのでオンライン上でもそれなりの扱いはしてくれるかもしれません。
自分自身が相当落ち込んだ中で、何とか頑張って明るい方に考えてみました。

*1:大量に画像を使うので面倒くさい

*2:ホントです